ライブでダイブするときの注意点まとめ
ライブでダイブする人に絶対に心得てほしい!
ライブハウスでよく見かける「ダイブ」。
特に激しいバンドマンのライブでは、本当によく見かけます。
これでもかってぐらい前へ前へゴロゴロと飛んでいく人を見て、
・一度は自分も飛んでみたい
・ダイブしてみたいけど、やり方がよく分からない
という人もいるのではないでしょうか?
ライブハウスのあの熱気に、爆音で自分の大好きなアーティストが大好きな楽曲を演奏する時、どうしても衝動で飛びたくなる気持ちは痛いほど分かります。というか、私もたまにダイブしてしまうので(汗)
しかし本来、ダイブは禁止行為。
ライブハウスや夏フェスによってはお咎めなしの場合も多いですが、危険行為なので、推奨することは絶対ありません。
これまでにダイブで事故が起きたケースもあります。
ただ、どうしても飛びたいという人は、他のお客さんに迷惑をかけているということを、再認識し、マナーを守ったダイブをするべきです。
バンドマンは観客全員に楽しんでほしいわけですからね。
今回は、初めてダイブを飛ぶ時の飛び方と、ダイブに関するマナーをまとめましたのでご紹介していきます。
ダイブなんて正直他の客からしたら「うざい」
まず前提として、ダイブは迷惑行為になります。
ダイバーの人は、「サビのこのタイミングで飛ぶ俺かっけえ!」と思うかもしれませんが、飛ばない人からしたら、ただウザいだけです。
上から蹴られたり、体重を思いっきり乗せられたりと、非常にうざいので、他の人に迷惑をかけているということを再認識しましょう。
ダイブを飛ぶ時のマナーについて
ダイブを飛ぶ時、やはり迷惑行為をするわけなので、最低限のマナーは守っておいて欲しいところ。
これに当てはまる人は、ライブやフェスでダイブをしてはいけませんよ!
・靴底などが硬い靴を履いている人
・金具がついた服装の人
・体重が重いと自覚がある人
この辺のマナーは最低限守ってもらわないと、迷惑度がグーンとUPします。
靴:マジでスニーカーとかで飛んでください!蹴られたら本当に痛いです。
金具:ベルトも、金具が下の人の頭に当たることを考えたらNGって分かりますよね?
外すか、金具なしタイプにしてください。もちろん、アクセサリー類も極力外して下さい。
体重:100kgとかの体重でダイブされたら、本当に下の人は怪我しますからね!論外です。
ダイブで下に転落する可能性も理解しておく。
ダイブで良くあるのが途中で下に転落することです。
人の隙間がある状態だと、途中で下に転落してしまうこともあります。
また、ダイブしてきた人を支える人が複数人避けてしまって下に落ちることも。
これは、運の要素もありるので、ダイブする時は「最悪、頭から落ちて大きな怪我をするかもしれない」という覚悟を持っておく必要があります。どんなにダイブに慣れた人がとんでも、下のお客さんが支えてくれなければ、下に落ちてしまいますからね。
残念ながらこれが女性だと、さらに加えて注意点があります。
女性でダイブする人はさらに覚悟が必要
ライブ中、「え、こんな大人しそうな女の子がダイブするの!?」という光景を見たことがありませんか?
意外と女の人でもダイブする人は多いのですが、彼女たちは体を触られても仕方がないという覚悟をして飛んでいます。
飛んでいるときは、どこを触られたとか、それどころじゃないと思いますが、「後で胸触られた〜」などといえば、「そもそもダイブするヤツが悪い」と完全に論破されてしまうので、その辺は諦めなければなりません。
どんなに最高のバンドマンが演奏していても、どうしてもそうした輩はいるもので、
モッシュで胸を掴まれたとか、明らかに体を触ってきたという女性の声もあります。
ライブハウスのモラルに関わるので非常に不快ですが、こればかりは個人の問題なので、改善が難しいのが現状です。
正しいダイブのやり方の手順:3ステップをご紹介
ここまで読んでも「どうしても、一度はダイブしたい!」
という人は、ここで正しい手順を理解してダイブにチャレンジしてみましょう。
では、ライブハウスや夏フェスでの正しいダイブのやり方をご紹介します。
①:まずは前の人の肩を叩く
まずは前の人の肩を叩きます。この時、いきなり飛び乗るのは絶対NG。
前の人が振り向かなければNGサイン、もしくはダイブの受け入れが分からない人なので、やめましょう。
もし振り向いた場合は、上方向指を指し、ダイブしたいとジェスチャーしましょう。
この場合、相手が頷いて、もしくは振り向かずともしゃがんでくれた場合は、ほぼOKサインなのでダイブスタートです。
②:前の人にぶん投げてもらう
この段階ではいくつか飛び方があるのでご紹介します。
まず、スタンダードな飛び方は前の人の背中を膝や手を使いながら(足裏はライブTシャツに痕が残るのでNG)、一気に登ってそこからゴロンと転がり始めます。
また、他にも飛び方がいくつかあり、前の人に一瞬だけおんぶしてもらうような状態になり、そこから投げてもらってゴロンとする方法(難易度:普通)
また、周りの人に声かけして大の字になり、四肢を複数の人が持ち上げ、投げてもらう方法(難易度:高)もあります。
大の字でのダイブは難易度がやや高めですが、投げる人の負担がかなり少なめです。
③:ダイブではなるべく横に、面積を取りながら転がる
先ほどご紹介しましたが、いざ、ダイブをしたはいいが、下に落ちてしまうこともあります。
では、ダイブで下に落ちにくくするためにはどうすればいいのでしょうか?
ダイブでは、もちろん、ステージ正面に対し、体は横向きに転がっていく必要があります。
これに加えて、なるべく大の字になるのがポイントです。
体の面積が広いことで、下で支える人が増えるので、転落する確率が減ります。
また、体をゴロンと反転させるとき、なるべく素早く(バッと)寝返りを打つように反転していくと、その場で停止しないので、ゴロゴロと転がりやすくなります。
ダイブさせてくれそうな人を選ぶコツ
ダイブさせてくれそうな人を選ぶときのコツは、
・ガタイの良さそうな男の人。
・20代半ばから上だと思う人。
を選ぶのがおすすめです。
背中が広い人がしゃがんでくれた場合、かなりダイブがしやすくなります。
私も痩せ型ではありますが、身長が180cmあるので、、ダイブの発射台や肩車のお手伝いを本当によくお願いされます。
また、もちろん女性にダイブを手伝ってもらうのはもちろんNGですが、若いライブキッズを選ぶと、拒否されたり、断りなく飛ぼうとするとトラブルの元になることも。
誰でも飛ばせてくれるわけではないですし、ダイブを手伝っている身からすると、重たいし、演奏に集中出来ないので、嫌がられたら素直に身を引くか、謝るようにしましょう。
ライブでのダイブについてのまとめ
自分の好きなバンドのライブを生で観ていると、どうしてもダイブしたくなる衝動は痛いほどよく分かります。
エモ・パンクロックのバンドマンなんて演奏中に、観客側にダイブしてくることもザラですからね。
ただ、「ダイブしている俺カッコいい!」という感情だけで、連発してダイブを飛ぶような事は絶対NG。
周りのお客さんは、迷惑、うざいと思うのはもちろん、トラブルに巻き込まれることもあるかもしれません。
そのため、是非今回ご紹介したダイブのやり方・コツと、マナーをしっかり守ることをおすすめします。
最後に:ダイブなんてしないという方へ
俺は、私はダイブなんてしないという方。
いつもご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。
皆さんのおかけでダイブという行為が成り立っているのは、重々承知しています。
ただ、どうしても衝動で、今だけはダイブしたい!
と思うことが、私たちダイバーにはあるのです。
ダイブしたいだけの輩とは違い、純粋にバンドが、ライブが、音楽が好きでダイブしてしまう事があるのです。
その辺をどうか僅かでも、理解して頂けたら非常に幸いです。