サークルモッシュを徹底攻略!ライブをもっと楽しくするためのポイント
サークルモッシュってどのタイミングで入ればいいの!?
参照:https://gigazine.net/news/20140713-hellfest-open-air-2014/
ロックバンドのライブでは、モッシュ、ダイブ、サークルなどなどアクションが多数存在します。
また、激しいバンドになると、ほぼ必ずと言っていいほど発生するサークルモッシュと呼ばれるこのアクションは、アーティスト側が促すこともしばしば。
バンドマン「お前ら!!今まで見たことないくらいデカいサークル作ってくれよ!!」
なんて煽りがあるライブ映像を見たことはありませんか?
こうしたライブアクションは日常茶飯事なのです。
しかし、ライブ初心者であればどのタイミングで、どう参加したらいいか分からないし、サークルモッシュ・サークルピットを嫌う方も少なからず存在します。
・とにかく暴れる奴らが多くて、ドン引きする
・ウォールオブデスとか危なすぎる
・ダイブも邪魔だし、リフトしてとかマジでうざい
・女の子もいるんだからマジで考えて欲しい
こんな意見を持っている方は実はアナタが思っているよりも会場に多くいます。
ただ、こうしたライブアクションはどうしても発生してしまうので、ライブを楽しむ為には上手く付き合っていくしかないと思うんですよね。
そこで今回は、このサークルモッシュ・サークルピットが発生するライブについてどちら側(参加したい・回避したい)でも、ライブを楽しめるように詳しく解説していきます。
サークルモッシュ・サークルピットとは?
サークル・サークルモッシュ、サークルピットについて簡単に解説すると、
サークル(ストーム)
→左回りにオーディエンスが複数人でグルグルと回り渦のような状態になること
サークルピット
→サークルが発生する場所
サークルモッシュ
→サークルの円の中で全力疾走する追いかけっこ
のように捉えて頂ければOKでしょう。
また、サークルモッシュなどはバンドの持ち曲によって大体発生するタイミングが分かります。
サークル・サークルモッシュが起こるタイミング
サークルは主に曲の2ビート(ツービート)パートでよく発生します。
2ビートはダブルビートとも呼ばれるドラムの手法で、ラウド、メタル、パンク、ハードコアなどのジャンルにおいて高い頻度で曲に構成されています。
この2ビートでのサークル発生率は非常に高いため、曲知っていれば、サークルが起こるタイミングを予兆する事が出来るのです。
そのため、自分も参加したり、回避する事が可能になる訳ですね。
サークルはその後、曲の展開次第ではサークルモッシュ・モッシュに発展します。
ただ、激しいバンドのライブではそのほとんどがサークルモッシュ・モッシュになるので、ライブ初心者は念頭に置いておきましょう。
参加するか回避するかをある程度決めておくといいでしょうね。
「体験談」:サークルモッシュで当日買ったTシャツがボロボロに・・
サークルモッシュに参加するかどうかの参考までに・・
私は普段からサークルモッシュやWOD(ウォール・オブ・デス)といったライブアクションには、だいたい参加してしまいます。
そうすると、たま〜に先陣切ってモッシュに突っ込むことがあるのですが、一度だけ大転倒をかました事がありました。
その際、完全に地面に大の字でうつ伏せになった状態だったため、引き上げてもらうのにかなり時間がかかり、体中を踏まれました。
そして当日購入したマキシマムザホルモンのTシャツに、何度洗濯しても取れないくらいの無数の靴の跡がついて、ボロボロになった・・という苦い思い出があります。
もちろん、モッシュで身体中を踏まれたため、その日は全身に鈍痛が走っているような感じで、今までのライブで一番ダメージ受けました。
このように、モッシュ・サークルモッシュというのはかなりの危険を伴うライブアクションなので、特に女子では気をつけなければいけません。
ヘドバン勢からは嫌悪されるサークルモッシュ
また、実はサークルモッシュというのはヘドバンをかましている方々からすると嫌悪されがちなんです。
「ヘドバンする奴らは激しいのが好きだからサークルモッシュとか好きでしょ?」
と思っている人は多いですが、これは間違い。
ライブの楽しみ方は人それぞれで、思いっきりヘドバンかましたいパートでサークルモッシュが発生するなんてことは、ヘドバン勢からしたら、ウザくてウザくて堪らないのです。
思いっきりヘドバンかましているところをサークルに巻き込まれてはたまったもんじゃないですからね。
サークルモッシュに参加する為には?
さて、ここまで見てもなおサークルモッシュに参加したいという方は、ある程度基礎知識を知っておきましょう。
先ほど、サークルモッシュはサークルからの派生で発生すると前述しましたが、激しいバンドにおいては、サークルのほとんどがサークルモッシュへと変貌します。
サークルモッシュは数人が左回り(サークル)を初めてそれに便乗して数十人〜数百人が大きな渦を描きながら走り回ります。
サークルモッシュは全力疾走としている解説をよくみますが、私の体験では、小走り〜ちょっと早めのランニングぐらいの速さだと思っておけばOKかと思います。
途中で全力で転倒する人もいますが、曲の転換まではサークルモッシュが終了することはありません。
曲調の転換(Aメロ〜Bメロへの転換など)で自然に消滅する形になる事がほどんどなので、周囲に合わせて自分も止まればスムーズです。
無理に参加せずサークルモッシュを楽しむには?
サークルモッシュは何も無理に参加することはありません。
自分がいる場所がいきなりサークルピットになるなんてことは日常茶飯事です。
その際には、なるべく外側に行くことでサークルの渦の中に入らずに済みます。
また、サークルの外側ではサークルモッシュを全力で駆け抜けているライブキッズとハイタッチ会が始まるのでこれはこれでオススメです。
また、自分が疲れてきたなと感じたらサークルの中からフェードアウト(ナチュラルに外れるように)しましょう。
自分の体力を分かってライブに参加できるオーディエンスこそライブのプロです。
サークルモッシュを回避する方法
逆にサークルモッシュを回避するにはどうしたらいいのでしょうか?
結論から言えば、サークルピット(サークルが発生する場所)を避ける事です。
サークルピットは主に、狭い会場なら中心部分、広い会場なら中心よりやや外側の2カ所で同時に発生します。
最も回避しやすい方法としては中心〜前列を避ける事ですが、なるべく前で生のバンドを観たい!という方も。
そういった方は最前列、もしくは前列でもなるべく外側をオススメします。
特に外柵の周辺では、
・リフトやダイバーがいない
・以外とかなりメンバーが見える
・疲れた時に柵を握るのがマジで便利
など、ライブ初心者にとってはかなり聖域(サンクチュアリ)だと思うので個人的におすすめです。
サークルモッシュで転倒したら・・
サークルモッシュでは、ほぼ100%といってもいいくらいの確率で人が転倒します。
サークルモッシュが発生するライブ・フェスの前線を数十回以上経験した私の経験では、転倒した際、必ず誰かが引っ張ってくれます。
ややゴタつくことはあっても、まあ10秒以内には救出されるでしょう。
その際、片方、もしくは両腕をグイッと引っ張ってくれるので、素直に助けてくれる人にカラダを預けるとスムーズに演奏へと戻る事ができます。
サークルモッシュで人を引き上げて恋に!?
サークルモッシュで転倒し、率先して救助、ガードをしてくれるライブキッズは、
・「ああ、こいつライブ慣れしてるな」
・「私のこと守ってくれた!素敵!」
と羨望の眼差しで周囲から一目置かれます。
それに、もしかしたら引き上げた女の子とラブコメ展開になるかもしれませんよ?(笑)
ちなみに私の経験上、ライブでのラブコメ展開は一度もありませんが、「ありがとう」と言ってもらえたり、お辞儀してくる丁寧な人もいるので、なんだかワンランク上のライブキッズになれた気分でテンションは上がります。
また、以前で「いいアーティストはお客さんも質がいい」と言っていたこと
是非、慣れてきたらサークルモッシュで転倒した人を助けてあげて下さい。
サークルモッシュ・サークルピットについてのまとめ
サークルモッシュ・サークルピットに関してはここまで読めば大体の内容が理解できたかと思います。
あとは、バンドのジャンルや持ち曲によってサークルモッシュが発生するかどうかというところですので、初めてライブに行く場合や、フェスなどで初見のバンドに遭遇する場合には、事前にライブの定番曲などを抑えておけば、サークルが起きるかどうかなども把握しやすいです。
最後に・・・
サークルモッシュというのは危険なライブアクションです。
慣れてきたからといって、ただの一人のオーディエンスであるあなたが周囲の人を巻き込む権利はありません。
バンドマンが煽るのはまだしも、客同士でサークルモッシュに引っ張るような自意識過剰な行為はやめましょう。
ヘドバン勢も地蔵勢も、スタイルは違えどライブを楽しんでいるはずなので、妨害はNGです。