9mm Parabellum Bulletという歌下手なのにバカ売れしたバンドが残した功績

9mm Parabellum Bulletという歌下手なのにバカ売れしたバンドが残した功績

9mm Parabellum Bulletがなぜここまで売れたのか

9mm Parabellum Bullet(キューミリパラベラムバレット)

参照:official website

邦ロックシーンを語る上で、避けて通れないバンド、むしろ牽引しているロックバンドといっても過言ではないのが、9mm Parabellum Bullet(キューミリパラベラムバレット)

2009年には当時のMステでは珍しいライブ形式での生放送で出演し、「Black Market Blues」を披露し、その激しい演奏スタイルで一気に話題となりました。

メジャーデビューしたのは2007年ですが、実はインディーズの頃からバカ売れしていて、全盛期は「今一番ライブチケットが取れないバンド」とも言われるほどのバンドでした。

そんな9mm Parabellum Bulletですが、実は邦ロック好きな方達からのコメントが辛辣である事でも有名です。

うーん・・この言われ様は凄いですね(笑)
とにかく9mm Parabellum Bulletのボーカルが下手というコメントが目立ちます。

しかし、一方でこんなコメントも多いのが、9mmなんです。

歌が下手なのがかっこいい・・?

他のバンドでは決して、「歌が下手」が「かっこいい」に繋がる事はないはず。

なぜ9mm Parabellum Bulletだけが、「歌が下手でかっこいい」と邦ロック好きに崇められているのか。

今回は、この秘密を紐解いていきます。

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9mm Parabellum Bulletのプロフィール

2004年3月に横浜で結成。

2006年12月にRADWIMPSのライブツアーに出演すると、この頃からチケットは即日即完するほどの人気バンドとなる。

2007年に『Discommunication e.p.』でメジャーデビューを果たすと、その後も勢いは止まらず、2009年には武道館ワンマンライブ、2011年には横浜アリーナでのワンマンライブを敢行し、大成功を収める。

その後もロックシーンの第一線を牽引するが、2016年にギターの滝が腕のジストニア(自分の意思とは関係のない運動が起こる)疑いにより、ライブ活動が当面の間中止、サポートメンバーを迎えての活動が行われるようになる。

9mm Parabellum Bulletのメンバー構成

Vo&Gt:菅原卓郎 Sugawara Takuro

Gt:滝 善充 Taki Yoshimitsu

Ba:中村和彦 Nakamura Kazuhiko

Dr:かみじょうちひろ Kamijo Chihiro

9mm Parabellum Bulletはロックシーンの一時代を築いていた

9mm Parabellum Bulletといえば、平成20年代前半頃の邦ロックシーンで常に第一線を走っていたバンド。

Mステなどにも出演し、地上波でも暴れてくれた20~30代のロック好きだった私たちの憧れのバンドでした。

しかしながら、10代の邦ロック好きキッズ達には、意外と浸透していない様子。
まあ、「世代」という言葉で片付けるなら驚きはしませんが・・。

そんなわけで、9mm Parabellum Bulletの代表曲をいくつかご紹介していきます。

これぞ9mm Parabellum Bullet!「Black Market Blues」

9mm Parabellum BulletがMステに初登場した際に披露した楽曲が、この「Black Market Blues」

これぞ9mm!という様な楽曲で、これまで流行らなかった歌謡ロックに、激しいプレイングが当時のライブキッズ達を虜にしました。

まさに邦ロックシーンはこの曲で「狂わされてしまった」と言わざるを得ない、9mmの代表曲です。

厨二病全開!「Vampiregirl」

9mmの楽曲の中でも中二病全開のナンバー。

闇に浮かぶ輝きがひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ
それは2つの牙と2つの眼
そんな物騒なもの早く隠したほうがいい
お前だってとっくに神の十字架に縛られてんだ

闇に浮かぶ輝き・・?
神の十字架・・?

当時20代後半で、この歌詞のクオリティとは、恐れ入る。村上春樹や太宰治を読み続ければこうなるのだろうか・・。

しかし、この圧倒的な歌詞のダサさでも、9mmならば崇拝されるという、当時からのカリスマ性は今も健在です。

管理人イチオシおすすめ楽曲「Cold Edge」

9mm Parabellum Bulletnoの楽曲の中でも、かなり印象的な楽曲であり、管理人イチオシの「Cold Edge」

ギターソロを中心に、かなりギタープレイが目立つ楽曲でもありますが、やはり特筆するべきはそのリズム。

この曲を一言で表すなら「3・3・7」で、異論も認めない。という楽曲であり、9mm Parabellum Bulletでなければ、ただダサいだけの楽曲になってしまうはず。

9mm Parabellum Bulletで共存するダサさとカッコよさ

こうやって9mm Parabellum Bulletを聴いてみると、

・歌が下手くそ
・リズムがダサい

と叩かれる理由も納得です。うん。納得。

けれども圧倒的にかっこいいんですよね。
流石は、一時代の邦ロックシーンを牽引していたバンドです。

しかし、なぜここまで歌が下手でダサいと言われるバンドがカッコいいのでしょうか?

考えうる「ソリッド」「切なさ」「ダークネス」の3要素

9mm Parabellum Bulletを語る上で外せない3つの要素が、

・「ソリッド」
・「切なさ」
・「ダークネス」

ではないかと思っています。

ソリッド(硬質な音)を、エッジの効いたギターやパワフルなサウンドが男臭さを演出し、歌謡曲に多い「切ないメロディー」をガレージサウンドやグランジなどを取り込み現代風にアレンジも彼らの強み。

そして、極め付けが厨二病の歌詞がダークネスさを演出するといった具合で、まさに「男の古臭いロック」が現代に舞い戻り、絶妙なボーカルの下手さ加減が更に演出を盛り上げているといった様相でしょう。

あくまで個人的な見解ですが、9mm Parabellum Bulletの強みをこの3大要素が担っており、どれか一つでも無くなればそれは9mmではなく、そして似た様なバンドが出てこない理由の一つにもなっていると思います。

9mm Parabellum Bulletがロックシーンもたらした、もう一つの功績

邦ロックシーンに多大な影響をもたらしたバンド9mm Parabellum Bullet。
そこ功績は、計り知れませんが、彼らがもたらしたのはダサかっこいい音楽だけではありません。

それまで、アーティストに最も必要だった要素の一つ「歌唱力」が欠如していると言われながら、武道館、横浜アリーナまでワンマン公演を大成功に収めた9mm Parabellum Bulletの功績こそ、もっと評価されるべきではないでしょうか?

是非、夢を追いかけている売れてない若手バンドマンにこそ「歌唱力がないと売れることは出来ない!」という概念から遠ざかって欲しいものです。

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